近年、子供の読書離れが著しいと聞きます。
一つはインターネットの普及も原因の一つと思われます。
子供の中には何でも気軽にインターネットから得られるのに慣れていてこれで充分と思い込んでしまっている子供もいると聞きます。
しかし、そのようなことは決してないと私は思います。
かくして自分の子供も辞書を引くことを薦めるのですが、すぐに答えが出てくるインターネットで調べようとします。
インターネットと読書は、情報を得るための2つの主要な手段ですが、それぞれには異なる特性と利点があると思います。
インターネットの特性と利点:
- 即時性: インターネットは最新の情報をすぐに提供できます。
- アクセシビリティ: インターネットはどこからでもアクセスでき、検索エンジンを使って特定の情報をすぐに見つけることができます。
- 無料性: 多くの情報は無料で提供されています。
しかし、インターネットの情報は断片的であることが多く、また情報の信頼性を確認する必要があります。
一方、読書の特性と利点は以下の通りです:
- 体系性: 本は情報を体系的に提供します。
一冊の本は一つのテーマについて深く掘り下げ、広範で詳細な視点を提供します。 - 信頼性: 出版される本は通常、編集者や校閲者による厳しい審査を経ています。
そのため、一般的には本から得られる情報の信頼性は高いと言えます。 - 深み: 本は表面的な情報だけでなく、深いところまで潜って話を聞く必要があります。
しかし、本を読むには時間とコストがかかることが多く、また最新の情報を得るのは難しい場合があります。
これらの特性を理解し、目的に応じて適切な情報源を選択することが重要です。
また、ネット利用時間が長い人ほど読書量が多い傾向があるという調査結果もあります。
これは、情報を得るための多様な手段を活用することの重要性を示しています。
インターネットと読書、どちらも情報収集の手段として有効に使い分けることが大切だと思います。
- 文化庁の「国語に関する世論調査」によると、日本人の平均年間読書量は約12.3冊で、1ヶ月に1冊も本を読まない人は47%、1〜2冊読む人が34%、3〜4冊が18%、5〜6冊が10%、7冊以上読むと答えたのは4%程度だそうです。
- 別の調査では、日本人の読書量の最も多いのは、月に読む冊数が0.5冊未満(つまり年間で6冊未満)と答えた人が42.1%という結果もあるそうです。
また、学生の読書量については、「学校読書調査」の結果、2023年5月1か月間の平均読書冊数は、小学生が12.6冊、中学生が5.5冊、高校生が1.9冊だそうです。
これらの結果から、日本人の読書量は個々のライフスタイルや興味により大きく異なることがわかります。
また、読書を習慣化することで、自己啓発や知識の拡大につながると言われています。
読書は、自分自身の可能性を広げるための有効な手段とも言えると思います。
若者の読書離れがウソという指摘は興味深いですね。
一部の大人が若者に対して押し付けるような価値観や期待によって、若者の本当の興味や関心が見過ごされている可能性があるのかもしれませんね。
一部の大人が若者に対して押し付けるような価値観や期待によって、若者の本当の興味や関心が見過ごされている可能性があるのかもしれませんね。
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